2024/09/23

こんにちは、心斎橋ともえ整骨院の武津です。
今年は残暑が厳しいですが、いよいよスポーツの秋ですね！
当院では既に今月4名の方が加圧式トレーニングを開始されました。
「もう少し涼しくなったら何かスポーツを始めたい」という方もたくさんおられるでしょう。
ということで、今月はスポーツについて語ってみようと思います。
第一回は「スポーツはなぜ身体に良いのか」です。

スポーツはなぜ身体に良いのか

①筋力の向上
②心肺機能の向上
③ダイエット
④ストレス解消

上に挙げた身体への４つのメリットについて、一つずつ説明していきたいと思います。

①筋力の向上

「サルコペニア」という言葉をご存知でしょうか。
サルコペニアとは加齢による筋力の低下のことで、日常生活の基本的な動作に影響が生じて介護が必要になる場合もあります。
・疲れやすくなった
・つまずきやすくなった
・足がむくみやすくなった
・長時間立っているのがつらい
・座っていると猫背になる
このように感じている方は筋力不足かもしれません。

筋力は40歳頃から低下し始め、65歳以上では15%程度がサルコペニアとも言われています。
健康寿命を伸ばすためにも、筋力の維持、向上は大切です。
筋力を向上させるには、自重や器具を使った筋トレが有効です。
最初は軽い負荷、少ない回数から始めて、無理なく継続していきましょう。

②心肺機能の向上

心肺機能が低下すると、身体に十分な酸素供給が行われず
・運動能力の低下
・疲労感
・息切れ
といった症状が現れる可能性があります。
また血液の循環が悪くなり、血圧に異常が生じることもあります。

心肺機能を高めるには
・ジョギング
・水泳
・ウォーキング
などの有酸素運動が有効です。
膝や腰に不安がある方は、水中歩行もおすすめです。

③ダイエット

摂取カロリーが消費カロリーを上回ると体脂肪が増え、体重が増加します。
体脂肪が増えると
・高血圧
・糖尿病
・高尿酸血症
などの生活習慣病のリスクも高まります。

特に中高年になると若い頃と比較して基礎代謝が落ちているので、体脂肪が増えやすくなっています。
定期的な運動習慣をつけることで、増えてしまった体脂肪を落として、健康維持に役立てましょう。

体脂肪を減らすのに有効なのは、有酸素運動です。
最初からハードにやると身体の負担が大きいので、まずは早足でのウォーキングなどから取り組まれると良いと思います。

「有酸素運動は20分以上行わないと脂肪が燃えない」と言われていますが、
正確には「有酸素運動を開始してから約20分後には脂肪燃焼効果が高まる」そうです。
20分までは脂肪が燃焼していないという意味ではありません。
また、1回10分程度の短い運動を1日に複数回行っても同じ効果を得られると言われています。
短時間でも積み重ねて1日合計20分以上を目指しましょう。

筋トレなどの無酸素運動は筋肉量を増やして基礎代謝を上げ、太りにくい身体作りに役立ちます。
有酸素運動と併せて行うことで、ダイエット効果もより上がります。

④ストレス解消

お仕事や日々の生活でストレスを感じている方も多いと思います。
ストレス解消にはスポーツはとても有効的です。

スポーツをすることによって身体的な緊張が解消され、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が抑制されるとされています。
また、運動によってエンドルフィンやセロトニンといった脳内物質が放出され、リラックスや気分の改善につながると考えられています。

さらに、スポーツをすることで身体的な疲労が生じることで、睡眠の質が向上します。
ぐっすり安眠できれば、よりストレス解消に繋がります。