こんにちは、心斎橋ともえ整骨院の武津です。

これまで
「スポーツがなぜ健康に良いのか」
「スポーツする際の注意点」
についてお話ししてきました。
今日は加圧トレーニング、そして心斎橋ともえ整骨院で導入している「加圧式MCトレーニング」についてお話ししたいと思います。

加圧トレーニング、加圧式MCトレーニングとは

①加圧トレーニングとは
②加圧トレーニングのメリット
③加圧トレーニングのデメリット
④加圧トレーニングとMCトレーニングの違い

①加圧トレーニングとは

筋肉には「速筋」「遅筋」があります。
速筋は瞬間的に力を出す筋肉で、重たい物を持ったり、ダッシュしたりする時に使います。
遅筋は持久性のある筋肉で、姿勢を保持したり、歩いたりする時に使います。
遺伝等によって個人差はありますが、一般的に約50%の筋肉が速筋だと言われています。
日常生活では主に遅筋が使われるので、筋肉の約半分を占める速筋はほとんど使われていません。
速筋を鍛えようとしたら、通常は強い負荷(最大筋力の65%以上)をかけたトレーニングが必要です。
しかし、遅筋のエネルギー源である酸素が供給されなくなると遅筋が動けなくなり、代わって速筋が軽い負荷でも鍛えられるようになります。
加圧トレーニングは血流を制限して筋肉への酸素供給を止めることで、効率的に速筋を鍛えることができるトレーニング法です。

②加圧トレーニングのメリット

加圧トレーニングのメリットとしては
・軽い負荷で速筋が鍛えられる
・成長ホルモンが分泌される
・筋肉の保護効果がある
という点が挙げられます。
成長ホルモンは
・筋肉、骨、血管、神経の成長や修復
・脂肪の分解
などに関わり、加圧トレーニング後に行うトレーニングの効果を高めます
また筋細胞を保護する効果があり、加圧トレーニング後に高強度トレーニングを行った際の筋繊維の破壊を防ぎます。

③加圧トレーニングのデメリット

一般的な加圧トレーニングは、ゴムバンド等で静脈を圧迫して血流制限を行います。
動脈は止まっていないので、鬱血状態でトレーニングすることになります。
それによって
・痛みを伴う
・動きに制限がある
・内出血を起こしやすい
などのデメリットがあります。

④加圧トレーニングとMCトレーニングの違い

加圧式MCトレーニングは、手や足にカフを巻き、空気圧で血流制限を行います。
それによって、静脈だけでなく動脈の血流制限も可能になっています。
それにより
・痛みが少ない
・動きに制限がない
・内出血が起こらない
というメリットがあります。
またトレーニング後には、5分間の血流制限後に解放する「RIP」というクールダウンを行うことで、疲労回復が期待できます。

さいごに

ちなみに、血流制限に不安がある方もおられると思いますが「15分以内の血流制限は安全」と循環器の専門医から伺っています。
心斎橋ともえ整骨院は、一般社団法人MCA学会に所属し、認定スタッフが安全にMCトレーニングを実施しています。
加圧式MCトレーニングについて、詳しくは以下もご参照ください
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