こんにちは、心斎橋ともえ整骨院の武津です。
冷え込んでくると、膝の痛みも強くなりますよね。
膝が痛くなる原因はいくつかありますが、40歳以上の方に多く見られる変形性膝関節症について、今日はお話ししたいと思います。
変形性膝関節症について
①変形性膝関節症の症状
②変形性膝関節症の原因
③変形性膝関節症のセルフケア
④当院での対応
それでは、それぞれの項目についてお話します。
①変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症とは、関節の軟骨がすり減って、関節の変形が起きる疾患です。
整形外科疾患としてはは非常にポピュラーで、日本の変形性膝関節症患者数は2530万人と推定されています。
男性より女性に多くみられ、高齢になるほど患者数は多いです。
症状としては
・膝の痛み
・可動制限(曲がりにくい)
・O脚やX脚になる
・膝の腫れ(水が溜まる)
などが挙げられます。
痛みは主に
・立ち上がり
・歩行
・階段の昇り降り
・しゃがみ動作
の際に現れます。
②変形性膝関節症の原因
軟骨は年齢と共に水分量が減り、もろくなっていきます。
それに
・肥満
・骨格の歪み
・職業や生活環境
・遺伝的要因
・ホルモンバランスの変化
などが合わさることで、軟骨がすり減っていきます。
誤解されている方もおられますが、軟骨自体には痛覚がないので、すり減る際に痛みはありません。
多くの場合、膝関節の炎症や強ばりが痛みに繋がっています。
症状が進んで軟骨がなくなってくると、骨同士が当たるようになります。
骨の表面を覆っている骨膜には痛みを感じる神経が多いので、更に痛みが強くなり、日常生活が困難になる方も多いようです。
女性の罹患率が高い主な理由として、更年期で女性ホルモンのエストロゲンが減少するためと言われています。
私の経験からお話しすると、膝が痛くて来院される方で股関節が内旋している女性がとても多いです。
股関節が内旋されている方は歩行時に膝に捻れの負荷がかかります。
膝は捻れに弱いので、それも一つの要因ではないかと私は考えています。
③変形性膝関節症のセルフケア
変形性膝関節症は、進行すると人工関節の置換手術が必要になる場合もあります。
しかし、上手に付き合っていくことで進行を遅らせることができます。
セルフケアの方法としては
・運動
・ダイエット
が有効です。
脚の筋力が衰えると
・膝関節への負担が増加
・腱や靭帯の柔軟性が低下し関節が硬くなる
ことで痛みがさらに出やすくなるという悪循環にも陥ります。
運動によって膝を支える筋肉を強化したり、膝関節を柔軟にすることで、痛みを軽減させたり進行を遅らせることも可能になります。
運動は負荷をかけない筋トレ、例えば水中歩行や脚上げなどがおすすめです。
(日本整形外科学会|変形性膝関節症の運動療法)
また、膝のストレスを軽減させるために、
股関節や足首の柔軟性を高めるための
ストレッチも効果的です。
無理をすると膝に負担かかって逆効果になる場合もありますので、トレーニングやストレッチは痛みが生じない範囲で行ってください。
ダイエットは、膝にかかる負荷が減るので効果はありますが、
無理なダイエットは体調を崩したり筋肉が減る原因にも繋がるので気を付けてください。
食事に関しては、甘い物やスナック類などの摂取量を減らす程度にして、
ウォーキングや水中歩行などの有酸素運動を無理のない範囲で継続してください。
他にも入浴などで脚を温めると、血流が改善し、筋肉・腱・靭帯の柔軟性を高めてくれるのでおすすめです。
④当院での対応
心斎橋ともえ整骨院では、変形性膝関節症でお悩みの方への対応を行っております。
まず、痛みの場所や程度を伺い
↓
膝関節の可動域を確認し
↓
股関節・足首の可動域や捻れを確認し
↓
脚や臀部の筋肉の伸縮性を確認します
その結果をもとに筋肉・筋膜・腱にアプローチ。
膝にかかっているストレスを一つずつ軽減していくことで、痛みや強ばりなどの症状緩和を図ります。
施術について詳細は下記のリンクからご覧ください。
膝が痛い、曲がりにくいという方は心斎橋ともえ整骨院にご相談ください。